ステップ3:MS-DOSをインストール(準備)
はじめに
このページは 『細かいことは不要、結果だけ知りたい』 という人に向けて書いています
- 『CF reset 問題』対策
- 発生した場合、ドライブが読み書き不能 になります
- いつ発生するのか、そのコンパクトフラッシュの素性としてそもそも発生するのか、分かりません
- 再起動で復帰できます
- ソフトウェアで回避可能で、安全に使うことができます
- ℹ️ 詳細はここに書かれています(※技術的に難しい)
- 一時的対策 と 恒久的対策 があります
- ①一時的対策
- 手動でコマンド (IDEDEV.EXE) を実行します
- インストール中に、止まっても困るし...
- リセットボタンを押すまで有効です
- 手動でコマンド (IDEDEV.EXE) を実行します
- ②恒久的対策
- 起動直後に 自動で 対策されるようにします ("IPLware" を使います)
- IPL に仕込みを入れて、いろいろ便利にしてくれる素晴らしいソフトウェアです
- 最終的には、こちらを設定します
- 起動直後に 自動で 対策されるようにします ("IPLware" を使います)
- ①一時的対策
- 発生した場合、ドライブが読み書き不能 になります
準備するもの
ダウンロード
- (1)FREEBSD.MBR
- FreeBSD(98)のブートセレクタ
- https://www7b.biglobe.ne.jp/~drachen6jp/
- "PC-98 boot selector" をページ内で検索 (CTRL+F)
- pc98_boot_selector.zip の中にあります
- "PC-98 boot selector" をページ内で検索 (CTRL+F)
- https://www7b.biglobe.ne.jp/~drachen6jp/
- FreeBSD(98)のブートセレクタ
- (2)FIXIDECF
- CFリセットを回避する画期的アプリケーション
- (3)IPLware
- PC-9821ハードディスクIPL組み込みプログラムローダ
- (4)FORMATX
- Windows9xの FORMAT.COMを代替する大容量対応フォーマッタ
- (5)FDSK98 (SETFDSK)
- PC-9821/9801シリーズ用 FDISKに代わるディスク管理ツール
- (6)IDEDEV
- 98オンボード接続の IDE (ATA/ATAP) デバイスの情報を表示する (※一時的なCF reset予防機能もあり)
フロッピーディスク
- フロッピーディスクに、以下のものを保存しておきます
- MS-DOS (起動できるもの、以下では Version 6.2 を使いました)
- SYS コマンド
- 上記の(1)~(6)
- MS-DOS (起動できるもの、以下では Version 6.2 を使いました)
実験
実験1:わざとCFリセットを起こしてみる
- フロッピーディスクから、MS-DOSを起動する
- 手動で CF reset を起こしてみる
-
A:\>IDEDEV /Rn
- n は数字(0~3、Primary Master:0, Slave:1, Secondary Master:2, Slave:3)
- ✅ ドライブを読み込めるか確認
- DIR コマンドで十分です
-
メーカ・ブランドによって差があり、そもそもCF resetを起こさないコンパクトフラッシュもあります
もし幸運にも 読み込めた 場合には、CF reset対策は不要です。
私が使っているTDK の 産業用コンパクトフラッシュ (CFG8B) は、実験1で読み込み不可能 になります
-
- リセットボタンを押す
実験2:CF reset対策が有効か確認する
- フロッピーディスクから、MS-DOSを起動する
- 一時的な対策実施 (⚠️次にリセットボタンを押すまで有効)
-
A:\>IDEDEV /Cn
- n は数字 (0~3)
-
- 手動で CF reset を起こしてみる
-
A:\>IDEDEV /Rn
- n は数字 (0~3)
- ✅ ドライブが読み込めるか確認
-
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読み込めた場合、そのコンパクトフラッシュで 対策が有効です。以下の手順に進んでください。
私が使っているTDK の 産業用コンパクトフラッシュ (CFG8B) は 実験2の対策は有効 です
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